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「ごちそーさん」
「おう。 今日はいっぱい食ったな、珍しく」
「…うまかったから」
「そう？ なら良かった」

俺の頭を撫でる手は、いつだって大きくて、心地いい。
その手に包まれる喜びを、俺は将悟に貰った。


いつか、その喜びがなくなっちゃうかもって思ったら

正直怖い…… かも。


「ん、研斗どした？」
「…足りない」
「え？」
「将悟が… 足りない！」
「は、えっ、ちょっと待っ… んっ！？」


俺は将悟に豪快に抱きつき、唇を重ねた。

俺のもんだもん、誰にも取られたくねー…

その気持ちが、俺を野獣と化した原因である


「んっ… ふ、ぁ」

最初は驚いて引いていた将悟の舌。
今はちゃんと絡めてきて、俺がリードされそう。


「ん… ふっ、んっ、ん」
「っは…
何そんなエロい顔してんの。ちゃんと自分で舌絡めてきて、超そそる」
「っ、はぁっ… 俺の、だもん」
「え、なにが」

とぼけた顔を近付けてくる。
軽くニヤニヤしてっから、絶対分かってる。