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とあるホストの裏事情・完

第17章 お前は猫で、お前も猫。

相変わらずの研斗さんバカですね、とため息をつかれながら言われたけど、
否定はできなくてただ黙っていた。



「で?今日はなに」

話を振ってやると、遥がパァッ、と顔を明るくした。


「じーつーはー!!!」
「うん」
「僕のっ、誕生日会でーーーすっ」


遥が大きな声で言い、一人でパチパチパチパチと手を叩くから
研斗が起きた。


「んっ、るせーな・・・ なに?あ、しょうご・・・・・・?」


頭に乗っていた俺の手をうっとうしそうに払った。
俺の顔を見ると、少し驚いたような顔になった。


「おはよ」
「ん・・・ おはよ」

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