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とあるホストの裏事情・完

第17章 お前は猫で、お前も猫。

眠たそうに目を擦る研斗が可愛くて
俺はもう一度頭を撫でた。

「なんか食ったの?」
「いや、今作ってる途中です」
「へー」

遥って料理できんだな・・・
なんてことを考えながら部屋を見渡す。
特に変わったものはなく、スッキリとした部屋。
ソファーに軽く腰かけてみると
めっちゃ柔らかくて気持ちよかった

そりゃ研斗も無防備になるわな・・・


「あ、それいいですよねー。氷悠が買ってくれたんです」
「あー・・・氷悠さん、ね。仲良いんじゃん?」
「いやー、一方的にですよ・・・」


少し照れ臭そうになったものの
表情を戻す遥

絶対脈アリだと思いますよー、氷悠さん。


その後は遥と一緒にご飯を作った。

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