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とあるホストの裏事情・完

第17章 お前は猫で、お前も猫。

リビングに行くと
氷悠さんと研斗が酒を選んでいた。

「お前は酒飲める?」
「んー・・・飲める」
「そ。じゃあ最初はワインかなー」


どっから持ってきたの・・・みたいな感じの高そうなワイン。
うちの店が出してるのと同じメーカーで
あれは俺も飲んだことないやつだった。


「お、いいですねそれ」
「だろ?この前譲ってもらった」
「え、そんないいものを?」
「・・・まぁ」


やっぱ何者・・・氷悠さん。


「じゃあ始めましょう!!」


食卓には

肉と
サラダと
寿司と
一切れ無くなったピザが
並べられた。



「いただきまーす」


みんなでご飯を頬張る。
まだそんなに親しくない人もいるのに
今こうやって一緒にご飯食べてることが
ちょっと不思議に思えた。


でも、珍しく研斗も心開いてるし
俺も安心。


「うわーヤベェうまい」
「肉やーばっ!もう店出せますねー」

研斗と遥は二人仲良く肉やらサラダやらを食べている。
やっぱり、食ってる姿ってイイな。

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