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とあるホストの裏事情・完

第20章 斎藤さんアドバイス

だんだん俺の方も気持ちよくなってきて、息子が反応しだす。
あ、はむはむ、いいかも・・・


仕返し、と言わんばかりに将悟の股間をグリグリする。

「んっ・・・おま、やめろって。止まんなくなる・・・」
「・・・する?」
「・・・・・・スーツ、シワになるからやめる。風呂入ろ」
「・・・・・・珍しく俺が誘ってやってんのになんだよ!」
「はいはい。風呂入ろー」


◇◆◇◆◇◆



チャポン・・・

将悟が脱衣所で服を脱ぐ前に先に風呂に入る。
早く洗って、早く出よう。


でもなんか・・・さっき反応したとこがちょっと変な感じする・・・
なんつーか、ムラムラしてるし・・・



ガチャッ、


「お前、身体先に洗えよな。まぁ気にしねーけど」
「え、お前まだ入ってくんなよっ」
「うるせー寄れよ」

グッ、と肩を押され、端に寄る。
なんでこう強引なんかな~・・・もう。


「お前さぁ、何でいつもそんな顔してんの?常に世の中に不満を抱えてるようなさ」


お前に不満を抱えてんだよ!!わかんねーのか!!

「別にそんな顔してねーよ。もともとこういう顔なだけ」
「あっそ? 笑ったら可愛いのにな」


そう言って俺の頬を引っ張る。


「いっ!!いはいっ!!ひゃめっ・・・」
「ほら、可愛い」


パッ、と手を離しておどけた顔をする。
あーもう!ムカつく!!!

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