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とあるホストの裏事情・完

第2章 好きじゃ…ない?

俺は黙って将悟についていく。








「指名ありがとう、美嘉さん。
 こいつ新入りね」


「新入りくんかぁ…やっぱりいい男ばっかりね、ここは。名前は?」


「研斗です、よろしくお願いします」


「私、美嘉。ファッションブランドの社長なのよ。
 研斗くん、無理に敬語にしなくてもいいのよ?私固っ苦しいの苦手なの」

美嘉…と呼ばれていた女の人は、上品に笑った。

綺麗な人だ。

そんなに濃いとは見えない化粧に、切れ長の目。

雰囲気からキャリアウーマンな感じが出ている。










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