とあるホストの裏事情・完
第23章 大切なあいつは ー 将悟side ー
「・・・分かりました。じゃあ呼び捨てで」
「ありがとうございます!」
嬉しそうな表情を浮かべる、絢。
俺は好きじゃない。こういうの。
「でも18だったらお酒飲めないね。 何飲む?」
「いや、飲み物はいいんです。 それより将悟さん・・・恋人いますよね?」
いますよね?って・・・
コイツ研斗と関わりあるのか・・・?
何かを知ってるのは確か。この探ってくるような目は苦手だ。苦手だが、もう慣れたかもしれない。
「いるよ」
「どんな人ですか?可愛い系?クール系?」
「それは絢には関係無いんじゃない?」
客だけど・・・年下ならこういう態度は許してもらえるだろう。
「えー、ケチだなぁ。予想はしてたけど」
「そうかな」
「そうです。っていうか関係あるんですけどね?恋人さんと俺」
一瞬、絢の顔が変わった。楽しそうに、何かをたくらんでいる子供のような顔。
「へぇ・・・ どんな関係?」
望んでいたであろう質問をすると、絢はまた怪しげに、ニヤッと笑って平然と
「今借りてるんですよ、研斗さんのこと。飼い主に無断で、ですけどね?」
そう言った。
「ありがとうございます!」
嬉しそうな表情を浮かべる、絢。
俺は好きじゃない。こういうの。
「でも18だったらお酒飲めないね。 何飲む?」
「いや、飲み物はいいんです。 それより将悟さん・・・恋人いますよね?」
いますよね?って・・・
コイツ研斗と関わりあるのか・・・?
何かを知ってるのは確か。この探ってくるような目は苦手だ。苦手だが、もう慣れたかもしれない。
「いるよ」
「どんな人ですか?可愛い系?クール系?」
「それは絢には関係無いんじゃない?」
客だけど・・・年下ならこういう態度は許してもらえるだろう。
「えー、ケチだなぁ。予想はしてたけど」
「そうかな」
「そうです。っていうか関係あるんですけどね?恋人さんと俺」
一瞬、絢の顔が変わった。楽しそうに、何かをたくらんでいる子供のような顔。
「へぇ・・・ どんな関係?」
望んでいたであろう質問をすると、絢はまた怪しげに、ニヤッと笑って平然と
「今借りてるんですよ、研斗さんのこと。飼い主に無断で、ですけどね?」
そう言った。
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