とあるホストの裏事情・完
第34章 新婚(!?)旅行
「研斗、ガマンできなくなったら言えよ…?」
「ガマンてなんだよ!してねーよそんなの!」
「ならいーけど… まぁ言っとくけど俺はただの性欲オバケじゃねーかんな」
「ど、どーいう意味だよ…っ」
「さあ、どういう意味でしょー?」
警戒体制をやめることない研斗は
俺をキッ、と睨んでいた。
曖昧なことを言う俺にムカついてんだろーけど
今の俺に敵なし、だからな。
ガマンできなくなった研斗が早く見たい。
俺の手で乱れる研斗が、早く…!
「し、将悟なに笑ってんだよ… こえーぞ、マジで…」
「ん?あぁ、別に。しっかしいいトコだなーここは」
大きな窓は開放的で一際目を引く。
畳は久しぶりだから
なんかやけに落ち着く。
木のいい匂いするし
なんかこのまま寝そうだわ…