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とあるホストの裏事情・完

第5章 告白

「研斗、」

突然、将悟が俺を抱き締めたまま言ってきた。

俺は将悟の膝の上に乗っていて、俺の方が位置は高くなっている。

将悟は、俺の胸に額をスリスリとこすりつけている。

不覚にも、可愛い、と思ってしまった。

「何?」

冷静を装って返事をした。
そんなことしたって

俺の心臓の音はしっかりと将悟に聞こえているはずだ。

「せっかく両思いになったんだから」

「ん?」



「ヤろ?」

「えっ、今?!いや、だってもう出勤時間だし…「バーカ。今日は休み入れといたから心配すんな」

「ホントに…?」

「うん。ホント」

「じゃあ…」


「ヤる?」


「う……ん…」

「了解」

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