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とあるホストの裏事情・完

第6章 強敵はいつも突然に。

「う…ぁ…」

そこに立っていたのは、身長190cm超え…っていうか将悟よりデカくね?!
スレンダーな大男だった。

写真の通り、独特な色気を振りまいている。

「うす、ただいま!いや~、久しぶりだなこの店も
 あっ、店長しっかり新入りもいれちゃって。俺の穴埋めー?」

…見た目に合わず気さくな人だ…


ハハハッと歯を見せて笑う姿は、どこか見覚えがあった。


「そそ、新入りの研斗。ほら、挨拶」

あっ…やべ見とれてた。


「崎本研斗です…よろしくお願いします」


「おーおー、研斗。よろしくな。
 っていうかお前さ…」

フワッ

え?

いきなり誠也さんの顔が近づいてきた。
鼻と鼻が触れそうなくらい。

「っ…」




あれ?なんか…将悟と同じ匂い…したような…

「可愛い顔してんなー!絶対モテるだろ?」

と言ってきた。
俺は、その匂いに疑問を抱きながらも、「いえ…」とだけ返しておいた。

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