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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第2章 本当の偽装恋愛依存症。

運良く、帝光中最寄り駅に着く電車があった。

つくづくついている男だと自分でも思ってしまう。

「次は○▲×、○▲×です。お降りになる方はお出口左側となっております」

着くみたいっスね…。
駅のホームが数百メートル先に見えてきた。

自分と同じく降りる人たちが、周りに集まってくる。

出口は自分の目前だ。

本当についている…。


「ご到着致しました。足元に注意して____」

アナウンスを聞くのも程々に、ホームに飛び出す。

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