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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第2章 本当の偽装恋愛依存症。

駅からダッシュで5分、懐かしい母校を目前にふぅと一息をついた。

黒子っちたちはまだ来てない…?

校門付近にはいないけど、中に踏み出す勇気もない。

母校だってのに情けないっスね…。

ああ、そうだ!
オレは今文明の利器を持ってるじゃないっスか!

スマホの画面を開き、黒子っちに通話を発信する。

「もしもし…?」
「く、黒子っち!今どこっスか?!」

「コンビニです」

「コンビニ!?って、それどこの!?」

「帰りによくアイスを食べたとこです」
「わかったっス!すぐ行くっスよ…」

「ダメです」

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