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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

緑間君は「いや、払うのだよ」といつもはきかないけれど、今日は素直に従っている。

「では、火神君いただきます」
「おう、ちゃんと食えよ」

まずはバニラシェイクを手に取る。
ひんやりとした感触が手に伝わって心地いい。

「緑間もな」
「いただくのだよ」
ズズッとストローを通じて吸い上げると、とろけるような甘味が口いっぱいに広がり、疲れが一気に吹き飛ぶような気がします。
ボクの一番幸せな時間ですね…。

緑間君もポテトに手を付けています。

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