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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

最低だ。最低で最悪で本当にゲスだ。

オレ、真ちゃんのためだって、ずっと思ってたのに傷つけてるなんて思ってもいなかった。

真ちゃんの本音もだけど、真ちゃんを傷つけていたことにショックをかなり受けた。

「真ちゃん、オレ、真ちゃんのためだって、ずっと思ってた。なのに、すげぇ傷付けてたんだな。ごめん。本当にごめん。どうしようもたいクズだけどさ、少し考える時間と反省する時間、を下さい。色々考えたい」


わかった、うつむいたままの真ちゃんの声だけ確認すると、オレはその場を後にした。

なんて、最低で下劣なんだ、オレは。

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