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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

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「で、そんなゲスな君がなんでボクのとこに来たんですか?」

「いや、黒子には言えそうで…」

無表情で辛辣な言葉を吐く黒子に、オレは弱々しく呟いた。
確かに、ごもっともです、はい。

「にしても、君のしてきたことは最低です。そこらの野郎どももびっくりですね」

…ごもっともですよ、ええ。

「本当にどうしようもないクズですね。クズすぎてカラスも食べたくなくなりますよ」


えっと、それはオレがゴミっていう前提?

「ああ、緑間君を泣かすなんてゴミ以下でしたね。だったらなんなんでしょう?」

いや、オレに聞かれても…!

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