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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

やっと貧血による立ちくらみが収まったかと思うと、視界が今度はグラッと揺れた。

え、ちょ待ち、何これ何これ!!!!!
高い高い高い、高いって…!!

「え、何?!ええっ?!」
「高尾君、今日は泊まっていってください」

泊まる?!どこに?!
というか、下を見たら火神がオレを担いでいるということがわかった。

周りからいやという程集まる、視線に思わず口はつぐんだ。

「今日はオレの家に、3人で泊まるぞ」

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