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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

よく考えたら、いつもオレが真ちゃんのお守りだって周囲に言われていたから、きっとそうなんだってオレも思ってたけど、もしかしたら逆なのかもなぁ、なんて。

「…火神、とりあえず降ろしてくんない?」

視線が高いということ以前に、男に担がれていることに耐えきれなく、オレは火神に言った。

すると、浮いていた足が地面に着き、ほっとした。

「あれ?2人とも先に行ってなかったんですか。さあ、行きましょう」

黒子が帰ってきた。


もう相談を始めてから、かれこれ1時間経っていた。

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