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そんな話にも、反応がないななみ。



どうかしたのかなぁ。



「ななみ？何か元気ないよ？食欲ない？」



ななみは、考え事でもしてるようで何だか心在らず…。



お料理は、ポツポツ食べてるようで食べる度に う〜んと首を傾げてた。



お料理も、終盤となりデザートが運ばれてきた。



色とりどりのジェラート、果物がキラキラと輝くマチェドニア、苺の乗ったパンナコッタ、ティラミス等…



これまた、たくさんのスイーツが選べた。



煌びやかなスイーツの中に、蜂蜜色の濃厚そうなチーズケーキがあった。



あたしは、迷わずそれを選ぶ。



ななみも、同じくチーズケーキを選んでた。



あたしも、ななみもチーズケーキが大好きだったからね。



チーズケーキにフォークを刺す。



土台のビスケットが厚めで刺さりにくい。

このカリカリとした食感がたまらない。

チーズは濃厚でレモンの酸味とスッキリとした甘みが絶品だった。



「ななみ…美味しい‼︎…これってまさか⁈ 」



「みみこ…、そうだよな？これやっぱり⁈」



ななみとあたしは、顔を見合わせてパクパクと声にならない。



ようやくななみが声をあげた



「雪乃さん、これ作ったシェフってどなたですか？」