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「ななみちゃん、気に入ってくれたの？ここのシェフは、あたしの姉の月乃だよ。」



「……えっ⁈」



あたしとななみは、またまた顔を見合わせた。



「おかしいなぁ…。ホントに今日のお料理は、月乃さんが作ったんですか？」



「そうだけど⁈ どうかした？」


雪乃さんは、首を傾げながらニコリと微笑んでる。


「このチーズケーキは、絶対に兄さんの味だ。間違いないと思ったんだけど…。」



それを聞くなり茶月先生が



「お〜い‼︎バレてるぞー
そろそろでて来いよ‼︎」



と言うではないか！



ドアから眼鏡をかけた長身の男が現れた。



「ななみ、久しぶりだね…。」



「やっぱり…広樹兄さん‼︎
なんでここに居るんだよ…。」