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俺のウサギちゃん

第16章 天使と悪魔

「ケチケチするなって減るもんじゃないし、むしろアップしてやっただろ。ほい、ブラウス。」



何でそんな、冷静なのよ?



あたしは、男の子の前で生着替えなんて、羞恥心で溺れ死にそうなのに…///。



俊くんが持ってくれてるブラウスに袖を通した。



あたしは…一つ、また一つボタンを留めていく俊くんの長い指を見ていた。



血管の浮き出た長い逞しい腕、細く長い指、大きくて綺麗な俊くんの手が、器用にボタンを留めていく。



意外と真剣な俊くんの眼差し。



悔しい程、恋に落ちてるあたしは、結局のところ何をされても本当は嬉しくて、期待して、ドキドキしてしまうのだろうなって思った…。







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