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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

「綾ちゃんて?関西弁のあの彼女?」


あたしの疑問に答えてくれたのは、何故か勇介くんだった。


「そうや。俺らの関西弁の先生や。もうすぐ、綾ちゃん結婚するんや。」


「ちょっと待ってよ。前から聞きたかったんだけど、勇介くんは、うちの弟達と、知り合いなの?」


「あぁ。俺は、こいつらを男として尊敬してるんだ。ナリは、小さいが心はデカイ奴らだよ。」


「買い被りすぎじゃない?ただの悪ガキだよ〜⁈」


あたしは、勇介の手放しの褒めっぷりに驚いていた。


「いやいや、こいつらは凄い奴らだよ。身内だと、意外に気付かないのかもな。」


「ちなみに、綾ちゃんって誰なの?何で勇介くんも知ってるの?」



「綾ちゃんは、長い黒髪で関西弁の美人さんだ。」


ななみが、ピクリと反応し勇介くんをにらんだ。


「へえ〜、その美人さんとどういうお知り合いなんだ?」


やだ、ななみったら顔が怖いよ?

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