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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

「お話の途中だけど、ごめんなさいね。撮影しないとだから、弟くん達と凛ちゃん連れていくわね。」


茶月先生が、子供達を連れて行ってしまった。


「勇介、続きは?」


ななみに催促されて、勇介くんは何故か恥ずかしそうに続けた。


「あんまり、話したくないんだけど…。お前、笑うなよ。」


「勇介の笑える話なら、我慢できないかも。」


「俺もだな。続けろよ。」


ちょっと、俊くんまで…。


勇介くんは、ため息をついて


「なら、話さね〜…。」


あたしは、話の続きが知りたくて慌ててとりなした。


「勇介くん、笑わないよ。俊くん、ななみ。からかっちゃ駄目〜。」






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