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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

「「海翔(空翔)の方が 、綾ちゃんご〜っつぃ好きやねん‼︎ 」」


こういう所は、まだまだ子供だな。


「ふふふっ…。ありがとう。
海翔、空翔。うちも好きや…
ご〜っつぅ好きやねんで。」


綾ちゃんは、泣き笑いしてた。


「毎日が、虚しいねん…。何でもないのに涙でるし、心が痛なる。」


「綾ちゃん…。今は苦しくて心が痛いんかもしれん。でもな、長〜い人生を長〜い線に例えたら、未来からみたら綾ちゃんの今の痛みや点やで?」



「点?」


「せや、それも見えん位小さい点やで。まぁ、ようは小さい事に、くよくよせんと前に進めってことやな。」



「空翔よう分からへん…。せやけど、嫌なことが長い目で見たら 点や言われたら悩んでんのアホらしゅうならへん?。」


「点なぁ…。いつか、この痛みが小さい点に思える日が来るんかなぁ。」



「大丈夫や。綾ちゃんが、元気になるよう俺らが遊んだる。遊びなら子供の得意分野やで!」


綾ちゃんは、顔を上げて煌めくような笑顔を見せたんだ。






何か、凄くないか?

心がデカ過ぎる。

こいつらが巨人に見えたよ。





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