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俺のウサギちゃん

第18章 約束

何日かして、俺は祖父に連れられて祖母の見舞いに行った。


祖母は、俺に何度も謝った。


「俊ちゃん、心配かけてごめんね。応援に行けなくなってごめんね。夜、一人にしてごめんね。」


俺の事ばかりを心配して、涙ながらに謝る祖母の体は小さく見えた。


「おじいちゃんも、すごく心配してたのよ。ただ何て声をかけてあげたらいいか、分からなかったみたいなの。不器用だから…。」


本当はそんな事、俺も気付いていたけど、気付かないフリをしていた。


祖母に甘えて、何の努力もせず、自分だけが、可哀想だと思い、優しく見守る祖父からも目を逸らしていた。


祖母は倒れるほど、心配してくれていたのに。




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