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俺のウサギちゃん

第22章 俊の家

俊くんの部屋は、シンプルなモノトーンでまとめられたモデルルームみたい。


「適当に座って。」


あたしは、どーんと大きなキングサイズのベッドを見ない振りして、黒いソファに座った。


「あっ、何か飲み物とってくる。」


「待って〜、あたしも行っちゃダメ?」


「いいけど…どうかした?」


俊くんが、あたしの顔を覗き込む。


「ひ、一人にされるの怖いかも…。」


「淋しがりのウサギちゃんだなぁ。じゃ一緒行こっか?」


部屋を出ると、何処からかピアノの音が聴こえた。


「チッ、マズイ。兄貴だ…。」






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