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俺のウサギちゃん

第6章 確信犯

白井先生かぁ…あの先生、苦手なんだよね。

男子ばかり、贔屓する年増の白井先生が、提出日を伸ばしてくれる可能性は…ゼロに近い。


「はぁ〜…。」


あたしは、深いため息をついて俯きながら職員室にむかった。


ドンッ‼︎


前をよく見ていなかったあたしは、廊下の曲がり角で誰かとぶつかってしまった。


「みみこ…おはよ。」


艶のある低い声で
誰かがあたしに囁いた。

えっ…俊くん…。
ぶつかって、抱き支えられている。


「みみこは、やっぱ抱き心地いいな。」


耳元で、囁かないでーー‼︎
その声、反則ー。
ドキドキする。


「この先は、職員室だけど?用事?」


「そう…だけど。もう大丈夫だから。」


あたしは、慌てて俊くんの胸から飛びず去った。

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