俺のウサギちゃん
第6章 確信犯
俊くんは、スタスタ歩いて行く。
あたしの手は繋いだまま…。
当然あたしも、俊くんに引っ張られるように歩き出した。
「あの…俊くん。…手…離して…。」
あたしは、ドキマギしながら話しかけた。
「これ?」
俊くんは、反対の手で繋いだ手を指差した。
「みみこ…今日は逃げない?
繋いどかないと、お前逃げそうだ。」
「逃げないよ…。さっきはありがとう。助かったよ。」
「もしかして、昨日は宿題をとりに来てたの?」
「…うん。」
「そっか…悪かったな。俺のせいだ。」
「ううん…。期限伸ばしてもらえたしね。凄いよ俊くん。」
ホントは、俊くんのコトで頭がいっぱいで宿題をするのを忘れてしまったなんて言えない…。
「白井先生は、俺には甘いみたいだな。」
やっぱ確信犯だぁ〜。
でも、白井先生の気持ちも分かる気がする。
あの声で囁かれたら…。
あたしの手は繋いだまま…。
当然あたしも、俊くんに引っ張られるように歩き出した。
「あの…俊くん。…手…離して…。」
あたしは、ドキマギしながら話しかけた。
「これ?」
俊くんは、反対の手で繋いだ手を指差した。
「みみこ…今日は逃げない?
繋いどかないと、お前逃げそうだ。」
「逃げないよ…。さっきはありがとう。助かったよ。」
「もしかして、昨日は宿題をとりに来てたの?」
「…うん。」
「そっか…悪かったな。俺のせいだ。」
「ううん…。期限伸ばしてもらえたしね。凄いよ俊くん。」
ホントは、俊くんのコトで頭がいっぱいで宿題をするのを忘れてしまったなんて言えない…。
「白井先生は、俺には甘いみたいだな。」
やっぱ確信犯だぁ〜。
でも、白井先生の気持ちも分かる気がする。
あの声で囁かれたら…。