俺のウサギちゃん
第25章 お客様感謝祭 Ver.1
2人で下に降りて行くと
「女連れとか、天才剣士は違うな。お前には、負けねぇ!」
ホワイトアッシュのふわふわレイヤーの髪型に耳にはルビーのピアスを付けた、背の高いモデル風の男に睨まれた。
「あんた…誰?」
俊くんの知り合いじゃないの?
くっきりとした二重に、抜けるような白い肌、少しタレ目の瞳はスミレ色。右目の下のホクロがセクシーで端正な顔立ちだ。
天使様みたいな人…。
なぜか、俊くんを敵対視してジッと睨みつけていた。
あたしと目が合うと、パッと顔を反らせて立ち去った。
彼も、執事姿だと言うことは同じバイト仲間だろうか?
「彼はレオくんよ。売り出し中のモデルさんなの。本当は彼とみみちゃんで、写真撮るはずだったんだよ。」
雪乃さんが、そう紹介してくれた。
あたしは雪乃さんに尋ねた。
「彼、なんか怒ってます?」
「うふふ…。彼はね、俊くんにライバル意識を持ってるの。この前の写真集見たらしいのね。俊くんの、華やかな存在感、目力とか、モデルとして悔しかったみたいね。あと…。」
雪乃さんが、あたしをジッと見つめる。
「何ですか?」
「あのね…彼、あの天使ちゃんに恋したみたい。」
「えっ!……まさか?」
あたしは、動揺してスカートを握りしめた。
「写真集では、意図してみみちゃんの正面から撮ってないし、唇だけとか、ハッキリ顔はわからないの。でも、みみちゃんの純真な天使の雰囲気に惚れたみたいなの。もともとは、彼にモデルをお願いするはずだったしね。」
「……あれは、茶月先生の腕がいいから。」
「そうね。でも、俊くんの彼女だって言ったらますますライバル視しちゃって。」
「彼女だなんて…えへへ。」
「みみちゃんとはハッキリ分かってないけど、仲良くしてたらすぐバレるわね。まぁ、そゆことだから。」
雪乃さんは、そそくさと逃げて行った。
「女連れとか、天才剣士は違うな。お前には、負けねぇ!」
ホワイトアッシュのふわふわレイヤーの髪型に耳にはルビーのピアスを付けた、背の高いモデル風の男に睨まれた。
「あんた…誰?」
俊くんの知り合いじゃないの?
くっきりとした二重に、抜けるような白い肌、少しタレ目の瞳はスミレ色。右目の下のホクロがセクシーで端正な顔立ちだ。
天使様みたいな人…。
なぜか、俊くんを敵対視してジッと睨みつけていた。
あたしと目が合うと、パッと顔を反らせて立ち去った。
彼も、執事姿だと言うことは同じバイト仲間だろうか?
「彼はレオくんよ。売り出し中のモデルさんなの。本当は彼とみみちゃんで、写真撮るはずだったんだよ。」
雪乃さんが、そう紹介してくれた。
あたしは雪乃さんに尋ねた。
「彼、なんか怒ってます?」
「うふふ…。彼はね、俊くんにライバル意識を持ってるの。この前の写真集見たらしいのね。俊くんの、華やかな存在感、目力とか、モデルとして悔しかったみたいね。あと…。」
雪乃さんが、あたしをジッと見つめる。
「何ですか?」
「あのね…彼、あの天使ちゃんに恋したみたい。」
「えっ!……まさか?」
あたしは、動揺してスカートを握りしめた。
「写真集では、意図してみみちゃんの正面から撮ってないし、唇だけとか、ハッキリ顔はわからないの。でも、みみちゃんの純真な天使の雰囲気に惚れたみたいなの。もともとは、彼にモデルをお願いするはずだったしね。」
「……あれは、茶月先生の腕がいいから。」
「そうね。でも、俊くんの彼女だって言ったらますますライバル視しちゃって。」
「彼女だなんて…えへへ。」
「みみちゃんとはハッキリ分かってないけど、仲良くしてたらすぐバレるわね。まぁ、そゆことだから。」
雪乃さんは、そそくさと逃げて行った。