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俺のウサギちゃん

第25章 お客様感謝祭 Ver.1

「ゆーすけー…何がそんなに可笑しいのさ?」

ななみが、低くうなるような声をだした。

勇介くんの顎を、タコの口になるほどギュムと掴むと


「教えてくれるか?」


ななみはニコッと笑ってる
目は笑ってないけど…。


ななみさん、怖っ!
半端なく怒ってるよー。


だから勇介くんに、目で合図したのに…。




勇介くんは、タコの口のままフワッと目で笑うと、ななみの腰をグイッと引き寄せチュッとキスした。


この展開からの突然のキスに、ななみは固まっちゃった。


「ななみは誰よりもイケメンで、俺の自慢の彼女だよ。そんな凛々しいななみが大好きだ。祭りなんだから楽しもうぜ。いっそ優勝しちまえよ。」


猛獣使い勇介くん。


しおらしくなるななみを見て、密かに勇介くんを猛獣マスターと勝手に命名してしまった。









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