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俺のウサギちゃん

第25章 お客様感謝祭 Ver.1

「バッチ渡さなきゃ!」

あたしは、思い出して残りの二人を探した。


「がっちゃん…レオって人ともう1人の出場者知らない?」


「レオなら、裏庭じゃない?あと一人は…分かんないや。ごめんね。」


手を合わせて、可愛いく謝られた。


裏庭かぁ…
あたしの好きな秘密の場所なのに、何気に行く人居たんだ。





裏庭につくと、レオさんはすぐに見つかった。

あたしのお気に入りのベンチで、ボンヤリと中庭を見てる。






中庭は、すっかり夏の装いをしてた。

白いペチュニアや、ゼラニウムが生い茂る中、薄紫のラベンダーやエキナセアが程よいバランスで咲いていた。

幻想的な白と紫の花の群生とは対照的に、夏を咲き誇るヒマワリや、真っ赤なサルビア、マリーゴールド、ルドベキアなど原色の黄色やオレンジの花たちが、咲き乱れている。



相変わらず、素敵なお庭。

色の配色とか、絶妙なんだよね。





あたしはレオさんに声をかけるのを、ためらっていた。

何だか、話しかけるな!みたいなオーラ全開の気がして…。




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