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「おい！離れろ‼︎ こいつは、俺の‼︎ 」

俊くんが、慌ててあたしを美織さんから引き離し後ろに隠した。



『こいつは、俺の‼︎ 』だって〜〜〜‼︎

ひゃう〜…てへへ〜……///

嬉しいっ！
嬉しすぎるぅ〜‼︎

俊くんに、後ろからぎゅうって抱きついた。


「夏休みは、こいつと遊びたいから、お前の練習に付き合えない…悪いな。」

「練習…って？何のこと？」

「こいつ、競技ダンスやってて夏休みはよく練習のパートナーに付き合わされてたんだ。」


「ダンス？社交ダンスのこと？」

「そうよ。私と俊は、ジュニアの部でパートナーを組んで競技に出場してたこともあるの。」


『Shall we ダンス？』の世界かあ…セレブだ〜！

でも、よかった〜‼︎

パートナーって、ダンスのかぁ…勘違いして、馬鹿みたいなこと言っちゃったよ。

美織さんと、俊くんの社交ダンス…見たいかも‼︎


「おい！みみこ？見たいかもなんて、思うなよ。」

俊くんが、迷惑そうな顔してる。


「ダメ？」

「お前、俺の夏休みを潰す気か？ダメだ‼︎ 」