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俺のウサギちゃん

第26章 二人の夜

お風呂上がりの俊くんは、色気倍増してた。

目のやり場に困るよ〜。

まぁ、本音は困んないけど…むしろ、嬉しいけど。


「みみこ〜、髪乾かして〜。」


お風呂上がりで、上気した顔にトロンと眠そうな目で、甘えてくるから余計ドキドキが止まんない。

ドライヤーで、俊くんの髪を乾かしてあげた。

うなじの上んとこの、短い毛の手触りがやっぱ気持ちいい♡


「ねぇ俊くん、社交ダンス習ってたの?ちょっと見たかったな〜。」


「…透子さんの趣味かな。何?みみこ、興味あるの?」


「興味と言うか、王子様みたいだなって。俊くんの踊ってるとこ見てみたいよ。」


「そう?じゃ、見せようか?
Shall we dance?」

俊くんは、立ち上がって片手は胸を押さえ、もう片方の手は差し出して、優雅にお辞儀した。

そんなキザな台詞と態度なのに、あまりにも優雅で王子っぷりが半端なくて、格好良くて♡

…あれっ?

もしかして、誘われてる?

「あたしと⁈ 無理無理ムリー!
踊ったコトなんてないもん。」


「大丈夫だよ。俺がリードするから。おいで。」


もう、俊くん♡ステキ過ぎる〜!


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