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俺のウサギちゃん

第26章 二人の夜

なっ…て言われても。


俊くんの、熱い濡れた舌があたしの唇を舐めた。

チュ…チュ…って、啄ばむようなキスから舌を絡ませ、舐め合うようなキスに。


あぁぁ…気持ちいい。
キスしたい、もっとして。


「みみこが、美織に言ってくれただろ?『あたしの彼氏です』ってやつ。何か、安心したよ。」


「あっ、あれは美織さんに、俊くんを盗られると思ったんだもん。」

あれは、勘違いだから忘れて欲しいんだけど。

「妬いてくれたんだ?嬉しいよ。

ちょっと、後悔してたんだ。付き合ってすぐに、みみこを俺のものにしちゃったこと。

もっと時間をかけて、きちんと付き合ってからするべきだったって。

でも、みみこが痴漢に襲われたりで…。

俺のモンだって印を、強引にでも付けたいって焦って抱いてしまった。

抱いても抱いても、俺の事が好きなのか不安で…。

みみこが、あんなに必死で彼氏だって言ってくれたから何か安心した。

今日は、優しくできるよ。」













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