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俺のウサギちゃん

第26章 二人の夜

俊くんの寝顔を見ながら、しみじみしてしまう。

あの、泣きべそで可愛かった女の子が俊くんだったなんて…。

今は、どっからどう見ても男の子…ってか、男性だよね。

何だか切なくなって、隣りにコロンって寝転んだ。

う〜ん…。

俊くんが、突然寝返りをうって転がりあたしの上に腕が乗せられた。

ドキっ!

びっくりする間もなく、抱き締められ足で挟まれ抱き枕状態になってた。

わ、わ、近過ぎ〜!

腕枕されて、頬にあたる腕や裸の胸の温もりをダイレクトに感じて、あたしの心臓は爆音をかき鳴らす。

ううぅ〜…。
鼻血でそう。

俊くんの腕に力が入り、ぎゅうって抱き締められた。

「おはよ、みみこ。」

俊くん…起きたんだ〜。

「俊くん、おはよ。よく眠れた?」

「ああ、グッスリ。
いいもんだな…朝、起きてみみこが居るの。
可愛い抱き枕ちゃん〜。」

「…///。」

そう言って、胸をもみゅもみゅと揉みだした。




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