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俺のウサギちゃん

第27章 お客様感謝祭 Ver.2

「お疲れ〜…って、…どうした?泣いてる⁈ こっち来て。」


あたしは、手を引っ張られるまま連れて行かれた。

あたしは、泣いてたみたい。

前が何にも見えなかった。


「座って…どうした?大丈夫か?」

差し出されたハンカチを、無言で受け取り目に当てた。
どうやら、中庭のベンチらしい。

「何があったんだ?
この世の終わりみたいな顔して。

昨日は、彼氏と幸せいっぱいで

『恋なんて
いつの間にか落ちるもんだ』

なんてドヤ顔のピンクオーラだしてたくせに…。」



「あぁ、レオさん…ハンカチ駄目にしてゴメンなさい。」


あたしは、何にも考えられない頭でなんとかレオさんに返事をする。


「ハンカチは、お前のだからいいよ。昨日、借りたやつ。
ありがとな…で、何で泣いてたの?
俺でよかったら、聞くよ?」





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