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俺のウサギちゃん

第27章 お客様感謝祭 Ver.2

振り返るとドアの近くで…


俊くんが、腕を組み壁に持たれてた。


ドキッ…。


今は、少し気不味いよ…俊くんに何て言えばいいのかわかんないし…。


「みみこ…少し話してもいい?」


俊くんが、遠慮がちに話しかけるから余計に美姫さんを意識してしまう。


「うん…でも、お腹空いちゃった…。」


すると、お皿に乗せたサンドウィッチを見せて


「だろうと思って持ってきた。食べる?」

「わぁい〜ありがとう俊くん!」


あたしは、ベンチに座り差し出されたお手拭きで手を拭き、サンドウィッチを頬張った。

あたしの大好きな、フルーツサンドは疲れていた身体に染み渡り生気を蘇らせる。

程よい甘さの生クリームが、あたし好み♡

さすが広兄!


一緒に持って来てくれてた


レモンティーと共に


たちまち完食してご馳走様をしていた。



「みみこ…クリームついてる。」

「えっ…⁈ 」



俊くんに、ペロッて唇の端を舐め取られた。


ひゃう…///。


「甘いな…。」


いやいや、甘いのは俊くんの瞳だよ。
何て顔で見つめるんだろ…///。


あたしのツインテールの髪をスルリと撫でると、うなじをグイッと引き寄せ俊くんの腕の中に抱き留められていた。


「美織から聞いたよ。
美姫さんが居たんだな…。

ゴメン…

不愉快な事、言われたんだって?

でも、俺が好きなのは
みみこだけなんだ!

信じて欲しい。」







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