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俺のウサギちゃん

第27章 お客様感謝祭 Ver.2

壁ドン祭りっ⁈

壁ドンは、知ってる。

あれだよね
女の子を壁際に追い詰めて
壁にドンッ!って手をついて顔を近づけて…。


……っ⁈


「無理っーー!ムリムリ‼︎
無理ですってーーー‼︎
恥ずかし過ぎますよーーー/// 」


レオさんの顔が近づいて来る時点で、アウトでしょ…。


「そこを頼むよ。
…イイじゃねぇか、お前なんか突っ立ってるだけだろ?
俺は、キザなセリフ付きだぞ!
小っ恥ずかしいっ!
全くもってやりたくねぇ‼︎ 」


本当に恥ずかしいのか、赤らめた顔で天井を振り仰ぐ。


「レオさんなんて、普段ブイブイ言わしてるんでしょ?
あたしは、そんな見世物になるの嫌ですよぅ。」



あっ、言い過ぎ?

だって嫌なものは嫌だもん。


「チビ太…ひでぇ。

誰がブイブイだっつーの!

さっき慰めてやった恩も忘れやがって!

チビ太は、彼氏に呼ばれてどのみち晒しもんになるんだろ?

一回も二回も、変わらんだろーが。

俺のはリハで、彼氏が本番のノリでいけるだろ?

頼むっ!

お前の彼氏には、後で謝るからっ! 」



何ですか⁈
その屁理屈はーー‼︎
それが人にモノを頼む態度ですか?


ってか、俊くんに呼ばれてたから
あたし…晒しもの決定なの⁈







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