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俺のウサギちゃん

第28章 お客様感謝祭 Ver.2.1 〜壁ドン祭り開催〜

「なかなか頑固なお姫様だな。
キスだけじゃ、目覚めてくれないらしい。」


「ふふっ、ごめんなさい…。何故か思い出そうとしたら、誰かが邪魔するような気がするの。何でかな?」


突然、俊くんがあたしの手を取って、長い睫毛を伏せ手の甲に唇を寄せた。


その優雅な仕草に、思わず見惚れてしまう。


王子様みたい…///。


「俺が、みみちゃんの手の甲にキスしたんだ。そしたらみみちゃん、何て言ったと思う?」


「あたし?昔のあたし?何て言ったの?」


俊くんは、人差し指であたしの唇をプニプニと弄ぶと


「ここにキスしてってさ。
俺のファーストキス。みみちゃんだよ。」


「……///。」





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