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俺のウサギちゃん

第29章 祭りの後のナイショ話

「広兄…あのね…ヘラ?って…何? 」



あたしは、頭の中でななみに謝りながら、好奇心に負けて聞いてしまった。



「えっ…⁈
いや…あの、ヘラじゃなくて
フェラなフェラチオ。」


小さな声で、何を言ってるんだみたいな目で囁かれる。


…わかんないから聞いてるの!



「だからぁ〜…何?
フェラチオって…。」



広兄は、あたしの顔を見て目を見開くとニヤニヤと笑った。



あ〜〜…この顔!
ななみの言う通りだ。
聞くんじゃなかったかも!



「何ナニ〜…みみちゃん。
目覚めちゃったんだ!
そっちのお勉強、熱心じゃないか。
感心だね。」



広兄のしたり顔はムカつくけど、ここまできたら教えてもらわなきゃね。



「ねぇ〜広兄ってば
いい加減に教えてよ〜!」



「ええ〜⁈
そんなに聞きたいんだ?

…フェラのコト。

しょうがないなぁ
じゃ、ちゃんとお願いして。

みみちゃんが、可愛くお願いしたら
教えてあげるよ。」



相変わらず秘密の内緒話のように、コソコソと囁かれる。



もぉ‼︎
広兄の奴、やけに引っ張るなぁ…。
何なのよ〜〜!
こうなりゃヤケよ。
昔みたいに、可愛くお願いするぞー‼︎



あたしは、広兄を上目遣いに見つめ
耳元に口を寄せ、コソコソとお願いした。



「広兄〜!ねぇ〜お願い!
みみこにフェラ…教えて下さい。」



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