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俺のウサギちゃん

第29章 祭りの後のナイショ話

「くうぅぅぅ〜〜〜〜〜‼︎‼︎ 」



広兄は、大きな手で頭を抱え込んだかと思うと、悶えるような声を漏らした。



ちょちょちょっと待って広兄〜!
(笑)


大丈夫か?この人…


「うふふふふ…いや〜!イイよ!
みみちゃんありがとう〜!」



広兄は、しばらく悶えると



「みみちゃん…ごめんね。
これは教えてあげられない。ふふっ。」



「えっーーーー⁈
広兄〜!お願いしたら教えてくれるって言ったじゃん!」


あたしは思わず手をグーに握りしめた。


それを目ざとく見つけた広兄は、テナーサックスのような優しい声音であたしを押し留める。


「みみちゃん…押さえて。
これはね、男にはとてもデリケートな事なんだよ。

これ知ったら、俺に聞いた事が死にたくなるくらい恥ずかしいから。ねっ?」



…そ、そなの?

死にたくなるくらい恥ずかしいの?

…そ、そなの?

あたしは、握りしめた拳を大人しく下ろしてしまう。


男の人の、デリケートな話…かぁ〜

ますます気になるけど

死ぬほど恥ずかしくなるのは嫌かも。





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