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俺のウサギちゃん

第31章 二人の夜 二日目

「みみこから、襲ってくれるの?
…いいね、興奮する。
じゃ、来て。」


期待に満ちた俊くんの瞳が、妖しく濡れてあたしを誘ってる。

そ、そんな目で見ないで!
てか、期待されても困る。
この人、目で女を落とせるんじゃない?


「そんなに…見ないでって…///。」


俊くんの妖しい目力に、早くも心が折れそうだし。

心臓が口から飛びそうに
バックバクいってる。


「フフッ…触ってもダメ
見てもダメか?
早く襲ってくれよ。
俺、もう我慢できそうもねぇ。
みみこがしないなら、俺が襲うよ?」


「だ、ダメッ!
ちょっと目、瞑ってて!」


「これでいいか?」

大人しく目を瞑り、ゴロンと寝転がって待ってくれてる。

あたしはようやく自分を取り戻し、俊くんの頬をそっと優しく撫でた。


くっきりと縁取られた俊くんの綺麗な唇に、そっと自分の唇を押しあてると淫らにときめいてしまう。


瞼にキス、頬にキス、また唇にキスして
俊くんの顔をウットリと見つめた。

ハァ〜…かっこいいな〜♡

長い睫毛に縁取られた瞼の中の、あの妖しい瞳は今は隠れてる。

あの瞳が、あたしを落ち着かなくさせるんだよね。

見られてないなら大丈夫みたい。




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