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俺のウサギちゃん

第32章 寝耳に水っ⁉︎

「もう!今日もバイトあるんだよ!
朝から疲れちゃったよ。」


あたしは、ヘロヘロでお布団に横たわってた。髪も直したいし、シャワーも浴びたい

今日も、バイトだし急がなきゃ。


「俊くん、シャワーお先どうぞ。
早く準備しないと遅刻しちゃうよ。」


「だな…悪い。ありがとう。」


俊くんが、シャワーを浴びてる間に準備しなきゃ。あせあせ気を揉んでたら電子音が鳴り出した。


目覚ましかな?携帯?
違う!家の電話の着信音だ
電話〜!
こんな早朝から誰よ。


何度もコール音を繰り返す、家電の受話器を手にとった。


「はい、もしもし蒼井です。」


「おっはよ、みみこ
僕や空翔。起きてたん?」


「空翔、おはよ
起きてるよ?空翔も早いね。」


「ちゃんと家に居るんや?
お泊まりしてないん?」



ドキッ‼︎
な、何てこと聞くのよ‼︎




「あ、あったりまえでしょ?
(お泊まりしてもらってるけど…)
何それ?パパに言われたの?」


「ちゃうよ〜!
もう直ぐ僕ら、家に着くから海翔と賭けてたんや!
ちぇっ…
海翔は、あの兄さんがお泊まり来てるって言うねんけど、僕はみみこがお泊まりに行った方に賭けたんや
家電でるとはな〜、負けか…。」



「ええっ⁉︎何ですって⁇ 」


「せやから僕、賭けに負けたんやろ?」


「じゃ無くて、もう着くの?
帰って来ちゃうってこと?」


「うん!あと30分くらいでインター降りるわ。
僕ら、気効かせたんやで?」


「うわぁ〜〜‼︎
あ、ありがとう、気を付けてね。」


あたしは誤魔化す時間も惜しんで急いでお礼を言って電話を切ると速攻で着替えて客用布団を片付けた。


キャーキャー!
まじか?ヤバい、急がなきゃ!
鉢合わせちゃう‼︎








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