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俺のウサギちゃん

第32章 寝耳に水っ⁉︎

「それじゃあママ…あと宜しくね。いってきます。」


パパは、気掛かりだけど仕方ない、ママにお願いして手を振った。

ママは、意味深な笑みを浮かべてあたしに耳打ちした。


「みみちゃん、素敵な王子様ね。
良かったわね。お迎え来てくれて?」


「う、うん…
(ママにはバレてるのかしら)
じゃ、行くね。」


ママったら、ニヤニヤし過ぎだから。ちゃんとパパをフォローしてよね!



俊くんは、綺麗な一礼をママに向けると


「あのお母さん。
俺…みみこさんとは、真剣にお付き合いさせてもらってます。宜しくお願いします。」



ええっ…⁈
俊くん、それは…?



「あら…ふふふっ
ありがとう!

お迎えに来てくれたもんね。
…みみこは、ずっと待ってたんだと思うわ。

こちらこそ、みみこを宜しくお願いします。
いつでも遊びに来ていいからね。」


俊くんは、生真面目にもう一度綺麗な一礼をした。


「ありがとうございます。では、行って参ります。帰りは、ちゃんと送りますのでご心配なく。」



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