俺のウサギちゃん
第32章 寝耳に水っ⁉︎
あたし達は、急ぎ足で駅へと向かった。
少し遅れそう
仕方がない…雪乃さんに、メールでその事を知らせよう。
電車へと乗り込み、クーラーの効いた車内でようやく落ち着いた。
パパ…大丈夫かなぁ?
ハァ…。
自然とため息がでちゃう。
帰ったら何を言われることやら…。
「なぁ、みみこ…。」
俊くんが腕を組みながら何やら考え込んで、あたしに呼びかけた。
「みみこの両親、何か変じゃないか?」
う、うぅん…やっぱり?
そうだよね。
そう思われても仕方がない。
パパったら、あたしに過保護だし。
あの態度はナイよね。
「ごめんね。
パパったら、おかしいよね。
昔っからアレなのよ。
あはは…。」
「いや、そうじゃなくて…
上手く言えないんだけど
何か引っかからないか?」
俊くんは、もどかしそうにイライラして親指をギリリと噛んでいた。
何かおかしかったかな?
あたしは、思い出そうと小首を傾げ目を瞑る。
「俺が初めて挨拶した後のお父さんの言葉がさ、『ついに来ちゃった』とか
俺…まだ何も言ってないのに『攫いに来た』とか…それってまるで…。」
( 俺がいつか来ることを、知ってたみたいじゃないか?
気のせいなのか…。)
少し遅れそう
仕方がない…雪乃さんに、メールでその事を知らせよう。
電車へと乗り込み、クーラーの効いた車内でようやく落ち着いた。
パパ…大丈夫かなぁ?
ハァ…。
自然とため息がでちゃう。
帰ったら何を言われることやら…。
「なぁ、みみこ…。」
俊くんが腕を組みながら何やら考え込んで、あたしに呼びかけた。
「みみこの両親、何か変じゃないか?」
う、うぅん…やっぱり?
そうだよね。
そう思われても仕方がない。
パパったら、あたしに過保護だし。
あの態度はナイよね。
「ごめんね。
パパったら、おかしいよね。
昔っからアレなのよ。
あはは…。」
「いや、そうじゃなくて…
上手く言えないんだけど
何か引っかからないか?」
俊くんは、もどかしそうにイライラして親指をギリリと噛んでいた。
何かおかしかったかな?
あたしは、思い出そうと小首を傾げ目を瞑る。
「俺が初めて挨拶した後のお父さんの言葉がさ、『ついに来ちゃった』とか
俺…まだ何も言ってないのに『攫いに来た』とか…それってまるで…。」
( 俺がいつか来ることを、知ってたみたいじゃないか?
気のせいなのか…。)