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俺のウサギちゃん

第11章 謎のアルバイト

「きゃ〜ん♡すっごく素敵〜♡」


雪乃は、興奮してキャーキャー騒いでいる。



渋々着替えをすませた3人に、ウィッグやらアクセやらを付けていった。



3人は、それぞれ少しずつ型は違うが 揃いのカッチリとした軍服コスプレだった。


俊は、赤いシャツに、銀色のクロスの刺繍が縫い付けられた黒のネクタイ。


襟の高い、膝近くまである裾の長めの黒のコートはたくさんの銀のボタンが並んでついているナポレオンコート。


腰には、太めの銀のバックルがついた黒革のベルトが巻かれていた。


肩から胸には、ジャラジャラと銀の鎖が垂らされ 腕には赤い腕章、襟には翼を広げた銀の鷹のバッチが輝いている。


鷹のマークの黒い軍帽からは、黒い長髪がゆるやかに流れ後ろに一つで括られており、さらにセクシーさが増していた。



ななみと勇介も、同じ仕様だが
2人はジャケットが短くへそ出しである。



ななみは、センター分けにした 赤髪のショートボブを片耳にかけ、大きなクロスのイヤリングを付けられた。


下はミニの黒いプリーツスカートを履き、靴はベルトがたくさんついた黒皮のニーハイブーツを履いている。


そして、手には黒い眼帯をつけ黒革の細いベルトでグルグル巻きにされたボロボロのテディベアを持たされていた。


もともと、顔立ちのはっきりした美人タイプのななみは化粧を拒んだが、真紅のルージュだけは雪乃に押し切られた。



勇介はというと、ツンツンとセットされた赤髪のウィッグに、腰にはウォレットチェーン 顔には、片頬に複雑な模様のクロスのタトゥシールをつけられた。


ショートジャケットからは、鍛え上げられた腹筋がのぞいている。


やんちゃな勇介には、ショートジャケットがとてもよく似合っていた。


耳には、ななみと同じクロスのイヤリングを付けられている。



「ズボンは裾上げしなくても 良さそうね…むしろ 短いのかしら?

憎らしいほど、あなた達 足が長いのね…。

まぁいいわ。

このブーツを履けばわかんないわ。」



と長めの編み上げブーツを渡された。



3人共、スラリとした長身で、格闘技で鍛えられた身体をしているため、軍服は驚くほど良く似合っていた。











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