テキストサイズ

俺のウサギちゃん

第11章 謎のアルバイト

「あぁ〜ん…本当に素敵すぎ♡

なかなか本当に軍服が似合う人いないのよねぇ。

背が高くても、筋肉無いと貧相だから…


ねぇねぇ〜俊くん…

『お前は俺のペットだよ!黙って俺に繋がれな!』

とか何かドSなセリフ言って見てくれない?」



俊は、制帽を深く被り直し 口をへの字にして 黙って雪乃を見下ろした。



「ん〜〜〜〜♡
ガ、ン、無、視、シビれる〜♡
その冷ややかな目が堪んないわ〜!


しょうがない、じゃあ
ななみちゃん!

『僕に飼われたいの?ワンって鳴きなよ』とかどうかなぁ〜。」



「………。」



( どうかなぁじゃないだろっ!)

と思ったが、ななみも誰が言うか!とばかりに口を尖らせた。




「えぇ〜ななみちゃんもシカト〜って


じゃ勇介くんはねぇ

『俺を君だけのペットにして。
俺を飼ってみない?』


とかどおかしら?」



「…………⁈」



雪乃の中では、俊とななみは『S 』勇介は『M』という勝手なレッテルが貼られていた。



まぁ 雪乃の憶測も、あながち間違いではないのだが…





ななみは、可笑しくて堪らない様子でこっそり勇介に聞いてきた。



「僕が飼ってやろうか?ペットになる?」



「ワン…。」











ストーリーメニュー

TOPTOPへ