
俺のウサギちゃん
第11章 謎のアルバイト
中庭には、小さな白いお洒落なベンチがある。
そこからは、季節の綺麗な花々が一望できて あたしのお気に入りの場所なのだ。
俊くんは、ベンチを見つけて、あたしを抱っこしたまま腰を下ろした。
「…重くないの?」
でも、俊くんはあたしを今度は横抱きのお姫様抱っこにして抱き締め直した。
「…今…顔上げられねぇ。
もう少し…このまま。」
…落ち込んでる俊くん、可愛いかも♡
「俺…格好ワリー。」
「そんなコトないよ。俊くん…格好いいよ。
昔の映画のシーン見たいだった〜。
花嫁を取り返すヤツかな?
教会から一緒に逃げちゃうの。
ちょっと違うけど
なんか楽しかったよ〜♪
うふふ。」
「あっ…ごめんなさい…笑うとこじゃないのに。」
「………。」
あたしは、顔を上げて俊くんを、そーっと覗いて見た。
ベンチの肘掛に寄りかかる俊くん。
片手を額にあてていたので表情は見えない。
でも、僅かに身体が震えてる気がする。
えっ…⁈まさか泣いてる?
と思ったけど、指の隙間から見えた俊くんの目と口が笑ってた。
「ハハッ…みみこ…乙女過ぎ!くっくっ。」
「あたし、…乙女だし。」
あっ…
俊くんやっと顔を見せてくれた〜♡
笑った顔、ヤバイ可愛いい!
「俺の恥ずかしい話を、よくもそこまで乙女ちっくに妄想変換するとは。
みみこ尊敬する…ハハッ。」
まだ笑ってるし。
笑過ぎ。
「そろそろ下ろして。」
「天使様が、どうして俺の膝に⁈
そろそろ下りて?
足が痺れる。」
驚き方が、わざとらしいし。
「ぷいっ!俊くんが離してくれなかったんじゃん。」
「ぷいッて…。ククッ」
なんか、めちゃくちゃ笑われてる〜。
あたしは、俊くんの隣に座り直した。
そこからは、季節の綺麗な花々が一望できて あたしのお気に入りの場所なのだ。
俊くんは、ベンチを見つけて、あたしを抱っこしたまま腰を下ろした。
「…重くないの?」
でも、俊くんはあたしを今度は横抱きのお姫様抱っこにして抱き締め直した。
「…今…顔上げられねぇ。
もう少し…このまま。」
…落ち込んでる俊くん、可愛いかも♡
「俺…格好ワリー。」
「そんなコトないよ。俊くん…格好いいよ。
昔の映画のシーン見たいだった〜。
花嫁を取り返すヤツかな?
教会から一緒に逃げちゃうの。
ちょっと違うけど
なんか楽しかったよ〜♪
うふふ。」
「あっ…ごめんなさい…笑うとこじゃないのに。」
「………。」
あたしは、顔を上げて俊くんを、そーっと覗いて見た。
ベンチの肘掛に寄りかかる俊くん。
片手を額にあてていたので表情は見えない。
でも、僅かに身体が震えてる気がする。
えっ…⁈まさか泣いてる?
と思ったけど、指の隙間から見えた俊くんの目と口が笑ってた。
「ハハッ…みみこ…乙女過ぎ!くっくっ。」
「あたし、…乙女だし。」
あっ…
俊くんやっと顔を見せてくれた〜♡
笑った顔、ヤバイ可愛いい!
「俺の恥ずかしい話を、よくもそこまで乙女ちっくに妄想変換するとは。
みみこ尊敬する…ハハッ。」
まだ笑ってるし。
笑過ぎ。
「そろそろ下ろして。」
「天使様が、どうして俺の膝に⁈
そろそろ下りて?
足が痺れる。」
驚き方が、わざとらしいし。
「ぷいっ!俊くんが離してくれなかったんじゃん。」
「ぷいッて…。ククッ」
なんか、めちゃくちゃ笑われてる〜。
あたしは、俊くんの隣に座り直した。
