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俺のウサギちゃん

第11章 謎のアルバイト

スタジオの前には、沢山の人だかりが出来ていた。



どうやら、急遽 ななみと勇介の写真撮影会が開かれているらしく、沢山のフラッシュを浴びているみたい。



俊くんを見つけた勇介くんは、人差し指を上にクイッと持ち上げ



『来い!』


と合図する。



その顔を見るに、やりたくも無い写真撮影会をやらされていることは、すぐに分かる。



俊くんは、人混みを押しのけ前へ進んだ。

人より頭が抜き出て高い俊くんが前にでると、女性客の悲鳴が湧き すぐに皆の注目の的になってる。



3人が並ぶと、女性客が騒つき歓声が上がる。



「この3人ダレ?
めちゃくちゃ格好いい〜///」



「デビュー前のタレントかなぁ?イケメン♡」



「軍服コス萌え〜。格好いい♡」



「真ん中の、背の高い彼がいい〜。凄い目力♡蕩けちゃう〜///」



「あたしは、赤い髪の彼がイイ♡。可愛いもん。手を振ってくれないかなぁ。」



「あの美人の彼女、スタイルめちゃくちゃイイ〜。冷たい目がまたイイ〜。お姉様〜♡」



何と言われようが、サービスしようなどと思う3人ではなく、ただひたすら無愛想に立っていた。



だけど、もともと美麗な顔立ちの彼らは無愛想なのがかえってクールと受け取られ、ますます悲鳴の上がる結果となっているとは思ってもみない。








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