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俺のウサギちゃん

第11章 謎のアルバイト

目の前に、道が出来た以上は前に進まざるを得ない。


あたしはおずおずと前にでた。


俊くんは、あたしの手を強引に取り前へ引き上げた。



「天使ちゃん…かわゆ…萌え〜。」



野太い声が上がる。


そんな声を、聞きつけたからか俊くんはあたしを抱き寄せた。



「俺のだかんね〜。」



と、悩殺スマイルを見せる。


あんなに、仏頂面だった俊くんが あたしには微笑んでくれてることが素直に嬉しかった。


何だか、この変な状況が 楽しくて楽しくて堪らなく 俊くんと笑い、ななみと笑い、勇介くんと笑い、なんだか皆で肩を組んでバカみたいに笑い合った。



「きゃーっ 笑ってるぅ♡
笑顔ステキー‼︎」



フラッシュの音と、黄色い悲鳴はますます鳴り止むことがなかった。




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