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闇の王と光の騎士

第9章 暴君王のスピーチ

ももは将軍はじっと見張っていた。

この中には必ずすまいる王を討ちたいと願っているものがいる。

それを炙り出すのも作戦のひとつだった。

しかしこの場にいる誰にも負けないくらい、ももはもすまいるを討ちたい気持ちに駈られていた。

王立軍が血を流すとか、国民も立ち上がれとか言いながら、自分が一番安全な場所に隠れている。

この国の腐敗も賊がはびこるのも、全てはすまいるに起因しているといっても過言ではない。

すまいるへ強い殺意を抱きながら、ももは将軍は警備を続けていた。

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